尖沙咀の香港文化中心にある映月樓。長らく閉店していましたが、去年復活!先日、家族でランチに飲茶に行ってきました。ビクトリア湾を眺めながらの飲茶、雰囲気が良かったです。
尖沙咀 Tsim Sha Tsui(チムサーチョイ)のプロムナード沿いにある香港文化中心 Hong Kong Cultural Centre(香港カルチュラル・センター)。そこに入っている広東レストラン映月樓 Serenade Chinese Restaurant(インユッラゥ、セレナーデ・チャイニーズ・レストラン)は、7年ほど前に翠韻軒と名前を変えて数年間営業していましたが、コロナ禍で閉業。レストランの建物はひっそりとしたままでした。それが去年(2023年)突如、映月樓として再オープンしました。
こちらです☝私が前回行ったのは、コロナ前。高校時代の同級生が出張で香港を訪れた時でした。かなり久しぶりの映月樓です。今回は義姉がシンガポールから香港に遊びに来たので、義姉、夫、娘と行ってきました。
この日は土曜日でランチタイムには数組待っているお客さんがいましたが、前日に電話をかけて13時半に予約を入れておいたので、すぐにテーブルを案内してもらえました👍予約を入れないと結構待つようなので、可能であれば予め予約を入れてから利用されることをお勧めします。
窓の外にはビクトリア湾。ザ香港な風景。義姉も「景色がいいねぇ」と喜んでくれました。
さてテーブルに置かれたQRコードを読み取って注文です。携帯で注文するのが面倒という方には、紙の点心メニューもあります☝
点心はこんな感じで運ばれてきます。店内に韓国人の団体さんがいて、大量の蘿蔔糕(ロッバッゴー、大根餅)、春卷(チュンギュン、春巻き)などが運ばれて行きました😱
私達は大人3名、子供1名で点心7品、野菜1品、麺1品を頼みました。(一度にすべての料理を写すことはできなかったので、同じ点心が違う写真に写っています。)
野菜は菜心(チョイサム)にしました。白灼(ただゆでたもの)で、お好みでソースをかけて食べます。銀のカップに入っているのは蒜蓉蝦春卷(シュンヨン・ハーチュンギュン、蝦の春巻き)です。細いスティック状の春巻きです。鹹水角(ハームシュイゴッ、糯米の皮に豚肉やネギ、干しエビなどを入れて揚げたもの)。カロリー高そうだなぁと思いつつも、もちもちした食感が好きで、思わず頼んでしまいます。香煎芋頭糕(ヘゥンジンウータウゴー、タロイモや干しエビなどが入った生地を焼いたもの)は、蘿蔔糕(ロッバッゴー、大根餅)のタロイモ版。私はどちらかというとタロイモの風味が好みで芋頭糕を頼むことが多いです。時々脂っこすぎることがありますがここのは脂っこくなくタロイモの味が生かされていておいしかったです。
馬拉糕(マーラーゴー、蒸しカステラ)は、素朴で優しい味わい。娘は飲茶に行くと必ずこれを食べたがります。蝦餃(ハーガゥ、エビ餃子)は、お上品で脂っこくなく👍でした。XO醬炒腸粉(XOジョン・チャーウ・チョンファン、腸粉と言う米粉から作られた生地を伸ばして蒸したものをXO醤で炒めたもの)。普段は具ありや具無しで蒸しただけで出てくる腸粉がほとんどですが、このようにXO醤で炒めたパターンもピリ辛で香ばしい味わいでおススメです。
蟹籽蒸燒賣(ハーイジー・ジン・シゥマーイ、蟹の卵のせ焼売)は、結構食べ応えのある大きさ。蝦子帶子炒兩面黃(ハージー・ダーイジー・リョンミンウォン、蝦とほたてのあんかけ揚げ麺)の兩面黃とは揚げ麺で、あんをかけて食べます。これは広東料理ではなく上海料理です。パリパリした麺は娘でも食べやすいので注文してみました。兩面黃はこのほかに野菜のあんかけをかけたものもあって、そちらと迷いましたが、こちらのあんかけのほうがエビやホタテのうまみが効いていて、パリパリの麺にマッチしておいしかったです。
やはり人数多めだと注文できる点心が多くなり、いつもとは違って色々試すことができて良かったです。レストランの雰囲気も良く、店員さんの対応も丁寧、そして窓の外に広がるビクトリア湾の景色を眺めながらの飲茶は格別でした。
<利用日:2024年4月20日>
映月樓 Serenade Chinese Restaurant
営業時間:
月~金 11:00~15:00、17:30~23:00
土日祝 10:00~15:00、17:30~23:00
住所:尖沙咀梳士巴利道10號香港文化中心大樓1-2樓