私のお気に入りの旅行促進イベントのひとつ、設計#香港地(#ddHK)。今回の開催地はなんと我が家のある荃灣!色鮮やかになった荃灣の町を散歩しました。
設計#香港地(#ddHK)とは?
設計#香港地(#ddHK)とは、design district Hong Kong、つまりローカルな香港をデザインするという意味。国内外の芸術家たちによる芸術装置で、ローカル文化や現地のコミュニティーを盛り上げつつ、訪れる観光客にいつも見る香港とはちょっと違う、香港のローカル文化を体験してもらおう!という旅行促進プロジェクトの一環です。
今まで2018年に灣仔Wan Chai(ワンチャイ)、2021年に深水埗Sham Shui Po(シャムシュイポー)で開催され、今年2023年は荃灣Tsuen Wan(チュンワン)で開催されています。私は前回も前々回も娘を連れて見に行ったのですが、芸術家による芸術装置を通して、その土地の文化や歴史を感じられるイベントで、とても面白い試みだと思いました。
今回のテーマ
今年2023年の開催地は荃灣。テーマは藝遊未盡・荃灣Vivid Tsuen Wan。期間は8月18日から9月14日まで。荃灣の町のあちこちに芸術家たちによる芸術装置が展示され、普段とは全く違う荃灣の一面を見せつつ、荃灣の町の歴史や文化を紹介しています。
実際の様子
荃灣でのイベントなので、準備段階から見ていたのですが、普段見慣れた町がどんどんカラフルになるのがとても面白かったです。荃灣の色々なところに芸術装置が置かれていて、イベントがスタートした8月18日早速歩いていくつか見て回りました。
「七彩棱瓏 Prismatic」 Craig&Karl @ 西樓角花園 Sai Lau Kok Garden
荃灣駅前にある小さな公園、西樓角花園 Sai Lau Kok Garden(サイラウコックガーデン)は、改修工事を経て、コロナ禍の2021年に再オープンし、緑多めのモダンな公園になりました。この公園、普段は地味なのですが、今回のイベントでものすごく色鮮やかになっています。
このイベントの準備の段階で、この公園付近を通りかかった時、「え???😯どうしちゃったの?」とほとんどの荃灣市民は思ったはず。




「風物織織 Closely Knitted」 Masaru Suzuki @ 大河道の歩道橋
荃灣は歩道橋が多い街です。私の場合は行く場所や天気によって、歩道橋を使うか、下道を使うか、使い分けています。ショッピングモールに行くとき、天候が悪いときは、歩道橋を使うことが多く、街市や地元の小さなお店に行くときは下道を使うことが多いです。その歩道橋の中で、一番人が多く通るのが、荃灣駅と荃灣西方面を結ぶ大河道の上にかかる歩道橋です。その歩道橋も、今回のイベントでカラフルになっていました。
日本の芸術家による芸術装置です。地面だけでなく、上からも布がつらされ、以前は紡績業で栄えた町、荃灣を表現しているようでした。
「返屋企 Homeward Bound」 Kila Cheung @ 荃灣大會堂 Tsuen Wan Town Hall
荃灣の町のちょうど真ん中あたりにあるのが、荃灣大會堂 Tsuen Wan Town Hall(チュンワン・タウンホール)です。建物の前にちょっとした公園というか広場があるのですが、そこにも芸術装置が置かれています。
歩道橋が多い街荃灣。その歩道橋を使って自宅に帰る荃灣住民の日常を表現したものだそうです。
どの芸術装置も、近くに芸術家と作品の紹介が書かれたボードがあります。
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