アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港:荃灣>祈德尊新邨Clague Garden Estate ~荃灣西にある公屋(公営住宅)の庭さんぽ~

香港には高級で高層のコンドミニアムが立ち並ぶ一方、公屋(公営住宅)も沢山あります。公屋は、香港政府や公営機構、非営利機構が低所得者のために建てた公営住宅です。

もちろん、荃灣にもいくつか公屋があり、多くの人が住んでいます。そのうちの一つ、祈德尊新邨Clague Garden Estateの庭に散歩に行きました。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

名前には「新」とついていますが、1988年11月落成のマンションです。独立の非政府・非営利団体である、香港房屋協會Hong Kong Housing Societyが建てたものです。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

場所は荃灣西駅のすぐそば、周りには荃灣廣場Tsuen Wan Plazaと灣景廣場Skyline Plazaがあります。知り合いの福建人のおばちゃん(30年ほど前に香港に嫁いできた)は、新婚当初ここに住んでいたそうです。

いつもは通り過ぎるだけなのですが、娘がなぜか中に行ってみたいと言い出したので、2人で入ってみました。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

マンションに囲まれた真ん中には池があり、魚やカメが泳いでいました。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

背の低いこちらの棟は松明舎といって老人ホームらしい。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

鳥のさえずりが聞こえると思ったら、鳥かごがかけてありました。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

祈德尊新邨は1989年4月4日に開幕式が行われ、当時のDavid Wilson(デイヴィッド・ウィルソン)総督とかつて和記黃埔有限公司Hutchison Whampoa Limitedの大班(タイパン)であったSir Douglas Clague(サー・ダグラス・クレーグ)の家族が出席しました。祈德尊新邨の名前は、1952年から1981年まで、香港房屋協會Hong Kong Housing Societyの主席をしていたSir Douglas Clagueを記念してつけられたそうです。

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祈德尊新邨Clague Garden Estate

何となく今まで通り過ぎていた場所ですが、中にこんなにのんびりとした公園のような場所があったとは驚きでした。またその歴史を調べるいい機会になりました。せっかく荃灣に住んでいるので、もっともっと色々なことを知りたいなぁと思った次第です。