イミグレで取るビザオンアライバルVOAで香港から深圳に行ってきました!以前は深圳在住、現在は香港在住の私が詳しく説明します!まずは概要編です。
中国入国現状
ビザなしでは入国不可
コロナ前には15日以内の観光目的の滞在であれば、ビザ免除で行くことができた中国。コロナ禍でビザ免除措置は停止され、コロナの規制が緩和された現在(2023年5月)でも、ビザなしでは中国に入国することはできません。観光目的であってもビザは必要です。
特区のみの措置
そのため本来であれば観光ビザを申請することになるのですが、深圳、珠海、廈門に限ってはその都市のみに滞在するのであれば、イミグレでビザオンアライバルVOAを申請し、入国することができます。滞在できるのは、珠海が3日、深圳と廈門が5日です。
ビザオンアライバルVOAとは
ビザオンアライバルは中国語では落地签と言われ、空路では空港、陸路では国境、水路では埠頭にある、イミグレで取得できるビザです。イミグレ(中国語では口岸)で取得できるため、中国では口岸签证とも呼ばれています。特区(深圳、珠海、廈門)に限定されたビザは、特区旅游签证と呼ばれ、取得できる場所が限定されていて、さらに滞在期間も深圳、廈門が5日間、珠海が3日間と短期間に設定されています。
ビザオンアライバルVOA注意点
- 滞在都市が限られる(取得した特区での滞在のみ。たとえば深圳特区のビザであれば深圳のみの滞在でそれより先には行けない)
- 取得できるイミグレが限定されている
- 滞在期間が短く(5日間か3日間)、延長不可である
- その他のビザに振り替え不可(たとえば観光ビザや就労ビザ、留学ビザに振り替えることはできない)
深圳の場合
それでは今回行ってきた深圳でのビザオンアライバルVOA取得について詳しく説明していきたいと思います。
深圳といえば、香港から陸路(電車、バス)もしくは水路(フェリー)で簡単に行ける都市。コロナ前は、日本パスポート所持者の場合は、ビザ免除措置がとられていたため、香港に旅行に来たついでに深圳に遊びに行く、なんて人も多かったのではないかと思います。現在はビザ免除措置は利用できませんが、ビザオンアライバルVOAで深圳に行くことができます。
ビザオンアライバルVOA注意点
ビザオンアライバルVOAで香港から深圳に入国する際、注意すべき点を挙げていきたいと思います。
取得できるイミグレは3つ
香港から深圳に入国する際、ビザオンアライバルを取得できるイミグレは羅湖、皇崗、蛇口の3つのみです。
羅湖は、香港側のMTRの羅湖駅からアクセスするので、アクセスが簡単、一番多くの外国人が通るイミグレです。
皇崗は、バスでアクセスするので、難しいと思う人が多いのか、外国人の利用は少な目。でも24時間オープンしているイミグレで、私は皇崗を利用することが多いです。
蛇口は、フェリーでアクセスするイミグレです。香港の空港や上環からフェリーに乗って蛇口に行けます。ただフェリーチケットが高めなのと自分が住んでいたのが皇崗だった(蛇口は羅湖や皇崗からかなり遠い)ので、私の場合は深圳在住の時に数回利用したのみです。
深圳のみの滞在
深圳のイミグレで取る特区限定のビザオンアライバルで滞在できるのは深圳のみです。例えばその先の広州なんかには行くことができません。ビザにもその旨明記されています。
滞在は5日間のみ
滞在は5日間のみで、延長は不可です。
その他のビザに振り替え不可
このビザを利用し入国した場合、このビザから観光ビザ、就労ビザ、留学ビザなどに変更することはできません。
申請時間が短くすぐ定員に達する
申請時間は9時から16時半まで。羅湖は外国人に人気なので、当日の定員にすぐ達してしまい、羅湖に行ったとしても申請できない場合があります。
それでは次のブログでは実際の香港から深圳のビザ申請入国の様子を説明したいと思います。