アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港>有朋自遠方來,不亦樂乎

先日ちょこっと書きましたが、上海から友達が遊びに来てくれました。上海で仕事をしていた時に知り合った日本人の友達です。香港に行くよ!と連絡をもらった時とても嬉しかったです。何かとちょくちょく微信 WeChat(ウィーチャット)で連絡を取ってはいるのですが、コロナ禍では全く会えなかったので、今回久しぶりに会えました。

まずは友達のリクエストで、朝ごはんに飲茶に行きました。久しぶりに会ったので、積もり積もる話があり、この時からずーっとしゃべりっぱなし。

私と彼女が知り合ったのは10数年前、私が上海に住んでいたころ。別に仕事関係ではなく、台湾や香港の明星好きということでブログを介して知り合いました。もう一人同じように独身で上海に住んでいて明星好きの友達と3人で、一緒にライブやサイン会に行ったり、癖強めのレストランに食事に行ったりしていました。

上海で仕事をしていて、中国語が話せて、上海生活にかなりどっぷりつかっていて、中国に詳しい…そんな日本人女子っているようであまりいないんですよね。価値観が合って、お互い話していることを理解できて余計な説明がいらないので、とにかく一緒にいるのが楽しかったです。そして、彼女たちから色々と学ぶことが多かったように思います。

私は結婚して深圳に引っ越しその後香港に引っ越してきましたが、二人はずっと上海に残り上海で生活をしてきました。ということは、上海生活が20年近い?20年以上かな?すごいですよね。例えば結婚相手が中国人とかいうのならありえる話ですけど、仕事のために一つの場所にそれだけ長い間住み続けるってなかなか簡単なことではないと思います。

今回会った時に色々話をしたのですが、私が「上海に住んでいたころは一人で住んでいたし、仕事以外は暇だったから、とにかく上海の色んなところを歩いたし、中国あちこち旅行にも行ったし、みんなと食事に行ったりカラオケに行ったり、自由を謳歌していたなぁ」と言ったら、友達も「あの時代が一番良かったよねー。ぶらぶら石庫門とか小区に入って行って散歩したりとかさ」と。本当にその通りで、あちこち石庫門とか小区とか歩き回っていたあの頃が懐かしいです。

でも「今、Aちゃん(私)が上海に戻ってきたらショックを受けると思う」と友達に言われました。というのも、私が好きだった町並みほとんど再開発で無くなってしまったそうです。豫園の周辺のごちゃごちゃした下町やタイムスリップしたかのような感覚を覚えた布の問屋街周辺…数え上げるときりがないですが、そんな上海は今はもうほとんどなくなってしまったと知って結構ショックでした。

でも印象的だったのは彼女が「今の20代、10代の上海の若者より、私たちのほうが上海を知っているんじゃないかなって思うんだよね。だって、大人になってから長い間上海の変遷を見てきたんだから」と言ったこと。なるほど。あの時あちこち歩いておいてよかったなぁと思ったとともに、あの時の上海はいつも私たちの記憶の中に有って、今の上海の姿につながっているんだなぁ…と思いました。

上海以外のことも色々話しました。こうやってとりとめもなく色々話したのって久しぶりかもしれない。とにかく楽しい時間を過ごしました。上海で彼女に出会えたこと、そして今でも連絡を取り合っていて、会いに来てくれたこと。なんというか、有難いことだと思いました。

青团

さてさて最後にこの写真☝青团(清明節ごろに上海や江蘇省、浙江省などで見かける草餅)が食べたくなったので、彼女に上海から買ってきてもらいました。沈大成のもの。一個食べましたが、甘さ控えめでおいしかったです。今年は上海に遊びに行けたらいいなぁ…