上海風朝ごはんが食べたくて見つけたこちらのお店。ネットでの香港人の口コミを見ると、「態度が最悪」という文字が目立ち、行こうかどうしようか迷いましたが、友達が「大丈夫大丈夫」というのでビビりながら行ってみました。
さて先週の朝、MTRで向かったのは土瓜灣 To Kwa Wan（トクヮワン）。
10時に土瓜灣駅のD1出口で友達と待ち合わせ。歩いてお店へ向かいました。行く途中、「ネットで口コミ見たんだけど、おいしいっていう口コミもあったけど、おばあちゃん態度最悪とかさんざんな感じ。大丈夫かな？」と心配になって友達に聞くと、「大丈夫大丈夫」というので、予定通り「豆漿王阿媽」へ。
到着☝両隣のお店が閉まっていることもあって、営業してる？と心配になるくらいひっそりとしたたたずまい。店内に入ると、めちゃくちゃ忙しそうなおばあちゃん。そしてそのそばにやさしそうなお客さん。おばあちゃんに「ちょっと今忙しいから待ってな！」と言われた私たち。おばあちゃん、メイクも話し方もきつめで、口コミ通り怖い？入店早々、ビビる私😅
店内で食べる予定だったので、とりあえず座ろうと思いましたが、テーブルの上に色々置いてあって座っていいのかどうだか？？するとテイクアウト待ちのお客さんが「ここ座って」と優しく声をかけてくれました。おばあちゃんは、そのお客さんのテイクアウトの豆乳を容器に詰めるのに忙しそうでした。お客さんは馬鞍山 Ma On Shan（マーオンシャン）から来ていると言っていました。家族がここの豆乳が好きでテイクアウトして持って帰るのだとか。でもその量が半端なくて、おばあちゃんがブツブツ文句を言いながらテイクアウトの準備をしていました。
とりあえず触らぬ神に祟りなし…とおばあちゃんがテイクアウトの準備に忙しい間は、静かに待っていた私たち。やっとテイクアウトのお客さんがいなくなり、私たちの番になりました。
メニューはシンプルで、豆漿（甘い豆乳）6HKドル、粢飯（糯米のおにぎり）20HKドル、鹹豆漿（揚げパンなどが入ったしょっぱい豆乳）13HKドル、鍋貼（焼き餃子）4HKドル。私たちは粢飯を二つと、鹹豆漿を一つ頼みました。
こちらが鹹豆漿☝今まで食べた鹹豆漿の中で一番ドロッとしていて、豆腐感が強い鹹豆漿でした。油條（揚げパン）、ネギ、干しエビ、菜脯（つけもの）などが入っています。ドロッとしているだけあって食べ応えありでした。
そしてお目当ての粢飯☝好きだった上海美華菜館のものよりも小ぶりでした。
かじってみると、ちょっと具が少なめ？もうちょっと肉鬆（肉のでんぶ）が入っている方が好みかも。あとは菜脯がしょっぱすぎる。あまりにもしょっぱいので少し出してしまいました。もち米は程よいモチモチ、油條はカリカリしていて👍全体的にはなかなかおいしい粢飯でした。
食べながら観察していたのですが、お店はおばあちゃんが一人で切り盛りしていてかなり忙しそう。テイクアウトで豆乳がなくなってしまい、新しく作らなくてはいけないし、次から次へとお客さんが来て粢飯を握らないといけないし。もういっぱいいっぱいのようで、お客さんが豆乳を頼もうとすると、「もうないよ！」とばっさりきって、ブツブツ文句を言っていたのが印象的。でも悪気はない感じ。思ったことを直ぐに口にして誤解されるタイプなんだろうなと思いました。最終的にはおばあちゃんのファンになって帰った私たちでした😊
豆漿王阿媽
住所：土瓜灣馬頭圍道220號地下
