今年の旧正月休暇はベトナムのホーチミンで過ごしています。私は20年以上中華圏に住んでいるので中華な旧正月は見慣れているのですが、ベトナムの旧正月はそれと似たようで異なりとても面白く感じ、ついつい色々調べてしまいました。それではまずはベトナム旧正月にまつわるアレコレ、お花編行ってみたいと思います🏵️
北部はピンク、南部は黄色
さてさて、ベトナムのホーチミンで過ごす旧正月。街のあちこちにお花が飾られとてもおめでたい雰囲気です。南北に長いベトナム、南部ではHoàng mai(オクナ・インテゲリマ、黃梅花)を、北部ではHoa đào(桃の花)を飾るのだそうです。南部は黄色、北部はピンクな旧正月ですね。
ホーチミンの旧正月
ホーチミンの旧正月、ピンクの花もちょこちょこありましたが、とにかく黄色が主流でした😊
一番見かけたのが、Hoàng mai(オクナ・インテゲリマ、黃梅花)。粘り強さと純潔、謙虚の象徴だそうです。ベトナム語はHoàng mai(Hoàng=黄、mai=梅)、中国語でも黃梅花と、黄色い梅の花の意味ですが、黄色い梅の花なんて見たことないよ…と思って調べたら実際は梅ではないそうです。
Hoa cúc(菊の花)やHoa đồng tiền(ガーベラ)、Hoa hướng dương(ヒマワリ)もありました。菊は日本だとお葬式なんかのイメージですが、香港では旧正月の縁起物のお花で、ベトナムでも長生き、孝行、高貴の象徴で縁起物とされているそうです。ガーベラは潤沢な資金の象徴、ヒマワリは元気いっぱいで活力みなぎる様子の象徴だそうです。
さらに、黄色ではないですが、Quất(金柑)も見かけました。金柑は中華圏でも縁起物として旧正月に飾られますが、同じ意味合いでベトナムでも、Quất=桔と吉の発音が似ているため、縁起物として飾られています。ベトナムでは吉祥のほかに、実が多くなることから子孫繁栄や平穏の象徴でもあるそうです。