先月、屯門に映画を見に行った帰り、ブルース・リーの映画「燃えよドラゴン」の舞台となった仏教寺院に行ってきました。実は行くのは3回目。たどり着くまでの坂がきつかったですが、寺院では静かな時間が過ごせました。
写真が多いので前半と後半に分けています。前半は☟こちら。屯門駅から青山寺(青山禪院)の山門までをのせました。
そしてここからが後半になります。
青山寺(青山禪院)について
青山寺(青山禪院)は、屯門の青山の中腹にある、香港の三大古寺の一つで、香港仏教発祥の地と言われています。
青山寺の歴史は5世紀まで遡ります。伝えられるところによると、5世紀、屯門は兵の駐屯地で、外国から来た人々はみなここを通って上陸し手続きをしていました。仏教は呉(222~280年)と南北朝劉宋(420~479年)の間に東南アジアから伝えられましたが、5世紀半ばになると、神秘的な力を持つある法師がこの地に上陸しました。この法師は木の杯に乗って海を渡ってきたことから「杯渡禪師」と呼ばれています。当時の軍営には宗教儀式を執り行う僧侶がいなかったため、杯渡禪師が軍営から少し高い場所に位置した山中に籠り、宗教儀式を執り行うようになりました。この杯渡禪師が籠ったと言われる場所が現在の青山寺の位置で、香港仏教の発祥の地と言われています。
初期の青山寺は、大きな岩と簡素な小屋があるのみでした。この大きな岩の岩窟が「杯渡岩」で、中には平らな岩があり、ここが杯渡禪師が青山で最初に籠った場所と言われています。この小さな廟は杯渡廟と呼ばれました。この後、何度も建て直しが行われ、名前も幾度関わり、現在の青山禪院は1930年ごろ落成したもだそうです。
山門
山門の中には四天王像(東方持國天王像、南方增長天王像、西方廣目天王像、北方多聞天王像)が。
月老
まずは立派な月老の像がありました。
階段を上った先に…
月下美人と包公が祀られていて、その奥の檻の中には龍の骨が祀られていました。
青雲觀
大雄寶殿
お寺にいた犬。
もっと上まで行けるのですが、日差しが強すぎたせいか頭痛がひどくなってきたので、ここで下山し、バスに乗って帰宅しました。
<行った日:2024年9月25日>