前々から気になっていたちょっと古めかしい公営住宅。旺角東から石硤尾に移動する途中、散歩とランチで立ち寄ってみました。
旺角東から南山邨へ
旺角東 Mong Kok East(モンコック・イースト)にあるモールMOKO(モコ)の映画館で映画を見た後、お天気が良かったのでそのまま歩いて嘉頓山 Garden Hill(ガーデン・ヒル)まで散歩することにしました。
途中の歩道橋からは、獅子山 Lion Rock(ライオン・ロック)が見えました。
歩道橋からは港鐵の東鐵線の線路が見えるのですが、その線路の下に見えるのが…↓こちら
「九龍皇帝」曾灶財の「墨蹟」です。生前、香港各地の街頭に漢字アートを残した書道家で街頭芸術家の「九龍皇帝」こと曾灶財。その彼が残したとされる作品が数年前に発見修復されて、公開されています。興味のある方はこちら↓をどうぞ。
さらに歩いていくと、南山邨 Nam Shan Estate(ナムシャン・エステート)の標識が見えてきました。
南山邨 Nam Shan Estate
石硤尾まで移動する途中、前から気になっていた公営住宅「南山邨 Nam Shan Estate(ナムシャン・エステート)」に立ち寄りました。
歴史
南山邨は1975年から建設が始まり、1977年に落成、入居が始まったという古い公営住宅です。
南山邨の前身は九龍仔木屋區です。1952年に九龍仔木屋區(木屋とは木材やトタン板などで作られた住宅)で大火災が発生し、多くの住民が住む場所を失ったことから、政府が現在の南山邨の南面部分と大坑西新邨の位置に光民村平房區(平房區とは平屋の集合住宅)を建てました。1962年には光民村の第三区、第五区が取り壊され大坑西新邨が建設されました。1973年には北面の九龍仔木屋區と南面の光民村の第一、第二区の土地を政府が回収し、その住民は暫定的に白田新區に移住しました。南山邨は、1975年に建設が始まり、1977年に落成、入居が始まりました。
南山邨さんぽ


古めかしいレストラン「彩龍大酒樓」を発見。お腹が空いていたので一人でなければ入りたかったです。
右が南山邨、左のさらに古い集合住宅は大坑西邨 Tai Hang Sai Estate(タイハンサイ・エステート)。


お腹が空いていたので、ここでランチしてみよう!!と南山邨の中へ。
中に入ってみたら、この角度から携帯で一生懸命写真を撮影している香港人のおじちゃんがいて、私も同じような角度で写真を写してみました。
この感じ、シンガポールのHDBを思い出します。


レトロすぎる!!!好き。


様々な線がいっぱい…


今調べてみたら、建物は8棟あるとのこと。どれも緑色に壁が塗られています。
ランチ「南豐餐廳」
お腹が空いたので、南山邨にあったローカル茶餐廳(香港式カフェ)でランチしました。
洗面器みたいな大きな器で出てきたのでちょっと面喰いましたが、おいしい枝竹牛腩飯でした。
南山邨面白かったので、またゆっくり散策に行きたいと思います!!
<散歩日:2025年3月25日>