ちょっと古めかしい公営住宅「南山邨」を歩いたついでに、その向かい側にあるすでに取り壊しが決まっている私営の集合住宅「大坑西邨」を外から見学しました。
大坑西邨
前々から気になっていたちょっと古めかしい公営住宅「南山邨 Nam Shan Estate(ナムシャン・エステート)」。旺角東から石硤尾に移動する途中、散歩とランチで立ち寄ってみたのですが、その向かいに位置する大坑西邨 Tai Hang Sai Estate(タイハンサイ・エステート)も気になって外からのぞいてみました。
歴史
1952年に九龍仔木屋區(木屋とは木材やトタン板などで作られた住宅)で大火災が発生し、多くの住民が住む場所を失ったことから、政府が現在の南山邨の南面部分と大坑西新邨の位置に光民村平房區(平房區とは平屋の集合住宅)を建てました。1962年には光民村の第三区、第五区が取り壊され、政府から低価で土地を譲り受けた香港平民屋宇有限公司が大坑西邨を建設しました。大坑西邨は8棟ありますが、そのうちの7棟が1965に落成、入居が始まり、もう1棟(民泰樓)は1980年に落成、1981年に入居が始まりました。
*大坑西邨はすでに建て替えが決まっており、2024年に住民の引っ越し、2025年に民樂樓から取り壊し工事が行われる予定です。
外から眺めた大坑西邨
大坑西邨は今年2025年取り壊し工事が行われる予定で、フェンスが張られていて中には入れないので、外から眺めてみました。


メガネ屋さんの看板が渋いです↑
まだ残っている人がいるのかな??
去年行けばまだ中を歩けたのに…来るのが遅すぎました。でも取り壊される前に来られただけでも良かったのでしょうか。
<散歩日:2025年3月25日>