アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港>映画「オッペンハイマー」 原爆の父として知られる米国の物理学者オッペンハイマーの生涯を描いた作品

映画「オッペンハイマー」

クリストファー・ノーラン監督作品が好きな友達に誘われて、映画「Oppenheimer(オッペンハイマー)」を見てきました。この作品は、マンハッタン計画を指揮し、原子爆弾開発を成功させ、「原爆の父」として知られるアメリカの物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた作品です。

香港では7月20日に公開されました。娘の夏休みなどがあって忙しかったため、やっと見に行くことができました。なんとも言えない恐ろしさを感じるポスターで、正直、どんな映画なんだろう?とやや構えつつ、映画館に向かいました。

映画「オッペンハイマー」を見に

友達が「せっかくだからIMAXで見たい」というので、尖沙咀Tsim Sha Tsui(チムサーチョイ)のiSquare(アイスクエア)に入っている英皇戲院 Emperor Cinemas(エンペラー・シネマズ)で見ました。

映画「オッペンハイマー」

火曜日は映画が安いということで、火曜日の夕方の回にしました。iSquareの場合、「オッペンハイマー(中国語題は奧本海默)」IMAX版は普段は230HKドルですが、火曜日は200HKドルと30HKドル安かったです。公開当初の7月や、8月中旬くらいまでは、どこの映画館でもお客さんが結構入っていました(ネットでいつ見に行こうかチェックしていました)が、8月末になって客足も落ち着いたのか、昨日はそこまで混んでいませんでした。

観た感想は…登場人物や背景がちょっと複雑で、最初追いつくのに必死でしたが、すぐにストーリーの面白さ、映像や音楽、そして主役のオッペンハイマーを演じるキリアン・マーフィの演技に惹きこまれました。作品が作品だけに、友達は日本人の私の反応を少し心配していたようでしたが、原爆、戦争を肯定しているような作品でもなく、あくまでも原爆開発を指揮した人物であるオッペンハイマーの栄光とその後に続く苦悩が描かれているので、特に拒否反応は出なかったです。トリニティ実験に成功したときのシーンはちょっと怖かったですが、原子爆弾投下や投下後の惨状などの映像は一切出てこないにもかかわらず、違った手法でそれを表現できているのがすごいと思いました。