アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港>香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre ~九龍公園内にある遺跡と史跡の展示館~

先日尖沙咀に行き、九龍公園内にある展示館に行きました。かしこまった感じではなく、公園を散歩したついでにちょこっと寄れる展示館で、何度か訪れたことがあり気に入っています。今回は遺跡や史蹟がメインの常設展示しか見られませんでしたが、ひとりでじっくり見て楽しめました。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

九龍公園 Kowloon Park(カオルーン・パーク)内にある香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre(香港ヘリテイジ・ディスカバリー・センター)にやってきました。誰でも訪れるような身近なところに展示館があるのはいいですよね。入場も無料👍

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

木曜日、旧正月元旦と2日目は休館日です。先月行った時は特別展示の入れ替え中で、常設展示しか見られませんでした。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

常設展示の前半は、遺跡からの発掘物の展示(考古編)です。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

☝こちらは明代の景徳鎮産の青花瓷の破片が床にびっしり敷き詰められていました。すべて香港の大嶼山 Lantau Island(ランタオ島)の竹篙灣 The Penny's Bay(ザ・ぺニーズ・ベイ)から出土されたものだそうです。1980年代から香港ディズニーランドの建設前に、竹篙灣では何度か考古学調査が行わたそうです。これだけの破片が発見されたというのも歴史ロマンだなぁと思ったのですが、それ以上に竹篙灣という名前になじみがあるなぁ…と思ったら、コロナ禍で隔離施設が建てられたところでした😅

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

さて、考古編を見終わり、廊下にあったこちらの展示が気になりました。この展示は香港文物探知館の建物の歴史を紹介している展示です。香港文物探知館の建物は、入り口の写真を見てもわかる通り、イギリス統治時代に建てられた建築です。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

九龍公園自体が、1970年代に閉鎖された英国軍の駐屯地、Whitfield Barracks(ウィットフィールド兵営)の跡地にあり、当時の軍事施設のいくつかは保護され残されています。そのうちの一つが香港文物探知館になっています。左の写真は九龍公園建設当時の写真です。保護された建物など軍事施設が写真にも写っています。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre
香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

こちらは展示を見終わってから撮った写真なのでちょっと暗いですが、当時の面影があちこちに残されています。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

常設展示の後半は文物建築編です。香港の中国建築や西洋建築が紹介されています。

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

昔のトラムに乗って、当時の景色を眺めた気分になれるコーナー。西洋建築、中国建築ともに普段から見て歩くのが好きなので、結構真面目に展示を見てしまいました。

尖沙咀でちょこっと時間が空いた時や、さらっと香港のことが知りたいなという時、おススメしたい展示館です。

<行った日:2023年11月>

香港文物探知館 Hong Kong Heritage Discovery Centre

住所:尖沙咀海防道九龍公園