アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港:子育て>超有名な旧正月の歌 実は日中戦争にまつわる曲?

旧正月に一番多く聞かれる曲といえば、「每條大街小巷 每個人的嘴裡...」から始まるおなじみの旧正月の歌「恭喜恭喜」。うちの娘も学校の中国語の授業で習ってきて、何度も何度も歌うので困ってしまうくらいでした🤣

知らない方のために一応YouTubeをあげておきます。この歌です☝

以前、娘がインター幼稚園に通っていた時にもこちらで紹介したことがあります☟

1番から5番まであるこちらの歌、1番と5番の歌詞は全く同じで、大体みんなが歌うのはこの1番、5番の部分だと思います。娘は2番も覚えて帰ってきましたが、2~4番まで歌詞を覚えている人は少数派なのでは。

今年の旧正月前、娘のために歌詞を探そうとネットで検索していたら、たまたま目に留まった新聞記事。それがこちら☟

「恭喜恭喜」は上海人の作曲家陳歌辛がかいた曲で、原曲を歌った姚莉氏が生前のインタビューで、「もともとは旧正月の歌ではなく、抗日戦争勝利(注:日中戦争の中国勝利)を歌ったものだった」と話していた、と…たまたま発表した時期が旧正月の時期で、その「恭喜恭喜你啊 恭喜恭喜恭喜你」という歌詞から、旧正月の歌だと間違えてとらえる人が多く、結果的に旧正月の歌として広まったそうです。

改めて2番の歌詞を見てみると、「真是好的消息」は別に春が来たことではなくて、戦争に勝ったことだったんですね。いやーなんかゾクゾクしちゃいました😅実際にこの歌をその意味で歌っていたり聞いていたりする人はほとんどいないと思います、単純に旧正月の歌と思って歌ったり聞いたりしていると思いますが、それでもなんかね、今年その意味を知ってしまってから複雑な気持ちになる私です。