アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港>訊號山花園 Signal Hill Garden ~尖沙咀の喧騒から逃れて 静かにたたずむ訊號塔~

観光客が増えて賑やかな尖沙咀。その喧騒から逃れて、どこかでぼーっとしたいなと思い、久しぶりに訊號山花園に行ってきました。

訊號山花園 Signal Hill Garden

尖沙咀 Tsim Sha Tsui(チムサーチョイ)に来たものの、あちこち観光客ばかりで少し疲れてしまいました。なんだか静かなところに行きたくて、久しぶりに訊號山花園 Signal Hill Garden(シグナル・ヒル・ガーデン)に行ってみました。最後に行ったのがコロナ禍の2020年で3年ぶり。2023年10月の初めに1回ひとりで、半ばにもう1回友達と行ってきました。

訊號山花園 Signal Hill Garden

訊號山花園への入り口は、ゴミ収集所の隣。かなりひっそりしていて、訪れる人が少ないです。ゲートをくぐって急な坂を上っていきます。

訊號山花園 Signal Hill Garden

階段を上がり、お手洗いのそばを通ってさらに上がっていくと、訊號塔 Signal Hill Tower(シグナル・ヒル・タワー)があります。

訊號塔 Signal Hill Tower

訊號塔 Signal Hill Tower

旧塔(尖沙咀警察署前)に置かれていた時報球儀器を安置するため、1907年この訊號塔が大包米に建てられました。

塔のてっぺんには、大きな空洞の銅球がぶら下がっていて、毎日午後1時ちょうどに銅球が特別な機械装置で引き離され、柱の根元まで落ちて行くようになっていました。無線ラジオ放送が行われる以前は、ビクトリア湾に浮かぶ船はこの時報で航海計器を調整していました。

塔のもとの高さは42フィートでしたが、1927年に階が一つ増やされ、屋根が半球型になり、塔の高さが20フィート増えました。これによって、時報がさらにはっきりと見えるようになったそうです。

1920年からは、時報球は毎日2回(午前10時と午後4時)に引き離されました。しかし、1933年になると、無線時報がメインとなったために、この旧式の時報法は廃止されました。

訊號塔 Signal Hill Tower

以前来た時は、塔の中に入ることができたのですが、今回2回とも塔のドアが開いておらず、入ることができませんでした。

訊號山花園 Signal Hill Garden

公園には涼亭やベンチがあり、景色を見ながらぼーっと過ごせます。この日のお天気はまあまあで、ちょっと霞んだ景色でした。訪れる人はほとんどいないのでとても静かです。この時は一人で行きましたが、ベンチに一人座っている人がいるだけでした。

訊號山花園 Signal Hill Garden

友達と行った時はお天気が良く、日差しがまぶしかったです。

<行った日:2023年10月>

訊號山花園 Signal Hill Garden