1903年に、当時の香港政府によって、ビクトリア市の境界に建てられた境界石。現在、9つの境界石が残っています。そのうちの一つ、ボーウェン・ロードにある境界石を散歩がてら見に行きました。
1841年、英国人によって香港島が占領されると、当時の英国君主であったビクトリア女王の名にちなみ、ビクトリア市という居住区が設立されました。そして、1903年末には、香港政府が正式にビクトリア市の境界を明文化し、その境界に境界石を建てました。これがビクトリア市境界石です。この境界石のうち、9つが現存しています。
先日、たまたま香港島の半山 Mid Levels(ミッド・レベルズ)に行く用事があり、その帰りに散歩がてら維多利亞城界碑 City of Victoria Boundary Stone(ビクトリア市境界石)を見に行ってきました。




寶雲道 Bowen Road(ボーウェン・ロード)までやってきました。ここは、寶雲道健身徑 Bowen Road Fitness Trail (ボーウェン・ロード・フィットネス・トレイル)という散歩やジョギングのコースになっています。


下のほうには跑馬地馬場 Happy Valley Racecourse(ハッピーバレー競馬場)が見えました。
そして境界石を発見↑かなりひっそりと建っていました。「City Boundary 1903」と彫られています。これより北がビクトリア市だったそうです。


少し先まで歩いてみました。ジョギングやウォーキングに来ている方もちらほらいました。
時間があればこの先にある婚姻石 Lover's Rock(ラバーズ・ロック)も見に行きたかったのですが、時間があまりなかったので、この後引き返しました。
かなり地味な歴史散歩となりましたが、このビクトリア市境界石、点在しているので、また暇なときにちょこちょこ探しに行けたらと思います。
<散歩日:2025年6月>
ビクトリア市境界石 @ ボーウェン・ロード