毎年佛誕の休暇に行われるお祭りといえば長洲島の太平清醮(包山節・饅頭まつり)。今年も行ってきました!
毎年なんだかんだ言ってこの季節になると長洲島を訪れている我が家。今年の佛誕の祝日(5/19)も、長洲島に行ってきました。
ニュース報道で、去年と同様、今年も太平清醮は規模を縮小して行われ、搶包山や飄色巡遊などのイベントは中止ということだったので、午後にのんびりと長洲島に出かけました。
荃灣から長洲島へ
荃灣から中環(バス)
我が家は自宅のある荃灣からまずは中環へ出発。MTRでもバスでも行けますが、最近娘はバスに乗りたがるので、バスで行くことにしました。城巴Citybusの銅鑼灣行きの930Xバスに乗り出発。
13時のバスに乗りました。バスのいいところは、のんびり外の景色を眺めながら移動できるところ。
中環から長洲(フェリー)
40分ほどで中環に到着し、バスを降りてバス停からフェリー乗り場へと歩いていきました。長洲行きは5番乗り場です。
到着するとすでに乗船が始まっていたので、急いでフェリーに乗り込みました。
13時55分、フェリー(新渡輪Sun Ferry )に乗船。14時にフェリーは出発。
長洲島行きのフェリーは一般フェリーと高速フェリーの2種類があり、所要時間は前者が55~60分、後者が35~40分かかります。フェリーは日曜日や祝日の場合、30分に1本出ていますが、この日はお祭りの日だったため、例外的に普段よりも便が多くなっていました。
普段のフェリーの時刻表はこちらから↓
新渡輪Sun Ferry Sun Ferry Services Company Limited (nwff.com.hk)
14時35分、長洲島に到着しました!!荃灣からかかった時間は約1時間半。特にフェリーの時間を調べていったわけではないのですが、スムーズに到着できちゃいました。
コロナ前の普段のお祭り時期は、かなりの人が長洲島を訪れていたのですが、今年は連休でないこと、コロナ禍で搶包山や飄色巡遊などのイベントが中止となったことで、訪れる人は少な目でした。
太平清醮とは
祭り当日は、島民たちが龍や獅子舞や子供たちによるパレード「飄色巡遊」が行われるほか、「搶包山比賽」(饅頭のタワーにのぼり饅頭を取りあう大会)も行われます。
つまり、コロナ禍の現在にぴったりなお祭りなわけですね。 コロナ禍で規模が縮小されてしまったというのが皮肉と言えば皮肉ですが…
あちこちお祭りの雰囲気が漂っていて、ウキウキしました。
平安包を買いに
島に到着してまずは平安包を買いに行きました。平安包は1個10HKドル(約141円)。全部で6個買いました。
北帝廟のある会場へ
向かう途中、小さな包山や獅子舞用の獅子を見つけました。
北帝廟(玉虚宮)にお参り
北帝廟前の広場では、広東オペラが上演中で、娘はそちらのほうを見たいと言っていましたが、まずは北帝廟にお参りに行きました。
コロナ収束を願い、お参り。娘も最近お参りのスタイルが板についてきました。お参りを済ませるとあっさり、「私はあれが見たい」と広東オペラのほうに歩いていきました。
粵劇(広東オペラ)を見に行く
北帝廟の前の広場には竹が組まれ、戲棚(劇場)が作られていました。香港のお祭りはだいたいお寺や廟の近くにこの戲棚が作られ、粵劇(広東オペラ)や潮劇(潮州オペラ)などが上演されます。これらは本来私たちに見せるためのものではなく、神様に見せるもので、神功戲と呼ばれます。沢山のご老人が粵劇を見に来ていました。
私は粵劇を見るのが好きで、妊娠中も一人で見に行ったりしていたのですが、そのせいか、娘も粵劇がすごく好きみたいで戲棚の前から離れようとせず困りました。
包山(饅頭タワー)を見に行く
戲棚のそばには包山(饅頭タワー)が建てられていました。コロナ前はもっと大きな饅頭タワーが置かれていましたが、コロナ禍では搶包山(饅頭タワーにのぼり饅頭をとりあう大会)は中止で、だいぶ小さな包山が展示されていました。
こちらはさらに小さな町内用の包山。
運び出されるところでした。小さいけれど重量は結構ありそうですね。
そのほか祀られている神様
玄天上帝のほかにも祀られている神様がいます。それは、山神、土地公、大士王です。
右から、山神、土地公、大士王です。
<行った日:2021年5月19日>