兵馬俑とは、兵や馬をかたどった副葬品のこと。有名なものは、世界遺産にも登録されている、西安の「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」です。現在、その西安の兵馬俑の高級軍吏俑などが香港の歴史博物館で展示されています。4月の半ばに見に行きました。
香港歷史博物館(香港歴史博物館)で4月半ばから始まった「天下一統---陝西秦漢文明展」。西安で出土した高級軍吏俑や、跽姿俑などの副葬品や、レプリカの一號銅車馬が展示されています。しかも入場無料!!4月のある日、早速見に行ってきました。
まさか香港であの兵馬俑が見られるとは!!ワクワクしながら歴史博物館にやってきました。
手荷物検査を受けて、建物の中に入り右方向に行くと展示の入り口があります。
展覧平面図はこちら↑
西安からはるばる香港までやってきた!!こちらは↑「高級軍吏俑」。西安の兵馬俑で出土した中では最上級の位の兵士像です。副葬品の兵士像は、兵士の位によって、服装、鎧、髪型、冠などが異なります。
こちらは↑跽姿俑。跪いて楽器を演奏している像とのこと。
こちらは↑跪射俑。
着衣式行走武士俑↑


着衣式騎兵俑↑
動物陶俑↑これは漢代のもの。秦漢以降、羊や豚、鶏、鴨、ガチョウなど家畜をかたどった陶俑が作られ、死後の世界に死者が使えるようにと副葬品として埋葬されました。死者の社会での位が高ければ高いほど、副葬される動物の種類や数が多かったそうです。
「一號銅車馬」のレプリカ。銅製のもので、秦の始皇帝の御車の隊列を表したものと言われています。
後ろからも撮ってみました。
こちらは西安ではなく、香港で出土した副葬品の展示です。一番手前にある陶屋は、深水埗 Sham Shui Po(シャムスイポー)の李鄭屋漢墓 Lei Cheng Uk Han Tomb(レイチェンオッ・ハン・トゥーム)で出土したものです。
以上、無料で見られるのに、盛りだくさんの内容です。歴史に興味がある方に特におすすめです。
「天下一統---陝西秦漢文明展」
場所:香港歴史博物館
住所:尖沙咀漆咸道南100號
期間:~2025年7月7日
おまけ:西安「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」
ちなみに、かなり昔になりますが、2度西安を訪れて兵馬俑を見に行きました。その時の写真もちょこっと載せたいと思います。
あまりの壮大さに圧倒された兵馬俑!時間があったらぜひ訪れてみてください!!








<訪問日:2013年6月22日>