旧正月休暇に、家族でインドネシアに行ってきました。10日間の滞在で、ジャカルタとジョグジャカルタを回ってきました。今回の滞在で利用したホテルについて紹介したいと思います。
ジョグジャカルタで利用したのはThe Phoenix Hotel Yogyakarta MGalleryというホテルです。
場所
ホテルがあるのは、Jl. Jend. Sudirmanという通りで、Jl. P Mangkubumiとの交差点にほど近い場所です。交差点にはTugu Pal Putihという白い塔がたっています。ジョグジャカルタの繁華街である、Jl. Malioboroまでは1㎞ほどで、徒歩で15分ほどです。賑やかな場所ではありませんが、子連れには最適な静かな場所にありました。
ホテルの歴史
The Phoenix Hotel Yogyakarta MGalleryは、1918年に建てられた建築を利用したホテルです。 ネットで調べてみると、中国人の実業家Kwik Djoen Engがインドネシアでのスパイス貿易で財を成し、ジョグジャカルタの中心であるこの地に、邸宅を構えたそうです。それが現在、ホテルとして使われています。建物は、インドネシアとオランダの建築要素を取り入れたものになっています。2009年からは、ソフィテルがThe Phoenix Hotel Yogyakarta MGalleryとして経営しています。
滞在したお部屋
4泊の滞在で、予約していたのはスーペリアルーム(朝食付き)でした。予約したのは、Hotels.comで、クイーンベッド1台のシティービューバルコニーが備わった25㎡のお部屋、と書かれていました。4泊で31,907円でした。日によって微妙に値段が違いましたが、大体1泊8,000円といったところです。オフィシャルサイトだと、このタイプのお部屋はスーペリアヘリテイジという名前になっています。
ホテルは棟が二つありました。一つは私が予約したお部屋のある棟(シティービューの部屋)、もうひとつはプールのある棟(プールビューのお部屋やスイートのお部屋)です。
私はあまりお金をかけたくなくて、一番安いお部屋を予約していました。子連れにはバスタブがあると便利なので、バスタブの部屋にかえられないかフロントに聞いてみたらこのホテル、バスタブがあるのはスイートのお部屋のみだそうです。スイートにアップグレードするには、一晩につき750,000ルピア(約5,953円)必要と言われたのであきらめました。でも、プールビューのお部屋くらいには泊まりたいと思い、最後の1泊をプールビューのお部屋にできないか聞いたら、少しお金、たしか250,000ルピア(約1,984円)位?を足せばできるようだったので、チェックインした日に最終日のみプールビューのお部屋に変更できるように頼んでおきました。ところが、数泊していると、わざわざお金を足してプールビューにしなくてもいいかな?と思えてきました。それで、2日目だか3日目にやっぱりアップグレードはしなくてもいいです、と伝えたのです。 しかし、4日目、外からホテルに戻ってきて部屋に入ろうとすると、なぜかカードキーが使えず…フロントに聞いたら、無料でプールビューのお部屋にアップグレードしてくれたそうで、最後の晩のみプールビューで過ごすことができました。
というわけで最初の3泊はスーペリアルーム、最後の1泊はプールビューのお部屋に滞在しました。スーペリアルームはやはり25㎡しかないうえに、ベビーベッドを入れたのでかなり狭い感じがしました。バスルームも小さめでした。
そして最後の晩にとまったデラックスレガシー(プールビュー)のお部屋は、部屋からプールが見え、35㎡と広いお部屋でした。バスルームもスーペリアルームよりは余裕のある造りでした。子連れにはこちらの方が広さ的に向いていると感じました。
食事
滞在した1日目が旧暦の大晦日(除夕)だったので、ホテルで旧正月ブッフェが行われていて、私たちもそれに参加しました。旧正月料理を楽しんだり、くじ引き(樹にぶらさがったお年玉を取ると、お年玉袋に景品名が書かれている)をしたり、ダンスを見たり、楽しく過ごすことができました。一般は250,000ルピアのようですが、宿泊客は割引があり、たしかふたりで460,000ルピアくらいでした。
そのほか、朝食付きのプランだったので、毎日ホテルで朝食を取りました。朝食は、レストラン内でも、中庭の噴水の周りのテラスでもとれます。テラスではガムランの演奏もありました。お料理は、インドネシア料理ソトアヤムや、ジャムー(民間薬)コーナーがあったり、フレッシュフルーツでジュースを作るコーナーがあったり、パンやタルト、サラダ(ガドガドもあり)のコーナーも充実していて、毎日朝が来るのが楽しみになるほどでした。特にフルーツタルトが美味でした。
設備
まずはロビーのある棟から。
ロビーのすぐ近くに、ミュージアムリビングルームという部屋があり、骨とう品や写真などが展示されています。部屋の真ん中には、現在のジョグジャカルタのスルタン(王様)である、ハメンクブウォノ10世のメッセージが展示されています。
レストラン。レストランは結構広かったです。鯉が泳いでいるところもあって、涼し気ですが、エアコンの効きがイマイチで暑かったです。レストランは朝食の時にはガムラン演奏があり、夕食のブッフェではライブ演奏がありました。ピアノの周りにある壁にはジョグジャカルタの昔の写真が飾られていました。
そして中庭。中庭には木がたっており、説明によれば、インドネシア初代大統領であったスカルノが、当時、ジョグジャカルタの州観光局の管理下だったこのホテルで植えたという木だそうです。
そしてプールのある棟(デラックスレガシールームのある棟)。
そして最後にプール。
写真を見ていただいてもわかる通り、とにかく素敵なホテルでした。お食事もおいしかったですし、スタッフのサービスもよく、快適な滞在ができました。ジョグジャカルタに行ったら一度は泊まりたいホテルだと思います。おすすめです。
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