マカオのコタイに行くたびに気になっていたマカオライトレール(澳門輕軌Macau LRT)。とうとう去年(2019年)12月10日に一部開通しました。せっかくだから乗ってみたいと、先週末マカオに行ったときに利用してみました。
マカオライトレール(澳門輕軌Macau LRT)とは
MTR(マカオ)(港鐵(澳門)MTR(Macau))は港鐵公司MTR Corporationが全額投資した子会社で、マカオライトレール(澳門輕軌Macau LRT)は、2019年12月10日にマカオで開通した新しい交通システムです。
将来的には、マカオ半島線(澳門半島線Macao Peninsula Line)を含めた全長32㎞になるといわれていますが、現在開通しているのは、タイパ線(氹仔線Taipa Line)のみです。
開通した路線は
2019年12月10日に開通したのは、タイパ線(氹仔線Taipa Line)です。海洋Ocean駅から、馬會Jockey Club、運動場Stadium、排角Pai Kok、路氹西Cotai West、蓮花口岸Lotus Checkpoint、東亞運East Asian Games、路氹東Cotai East、科大MUST、機場Airport、氹仔碼頭Taipa Ferry Terminal駅までの11駅、全長9.3㎞が開通しました。最初の駅から最後の駅まで乗ると、約22分かかります。
運行状況
始発は海洋発、氹仔碼頭発ともに、6:30発となっています。
終電は月曜日から木曜日が海洋発、氹仔碼頭発ともに23:15発、金曜日から日曜日、そして祝日は23:59発となっています。
だいたい5分から7分間隔の運行とのことです。
気になる運賃は
運賃は乗車する駅の数によって異なります。一般の場合、シングルチケットだと、0~3駅乗る場合は6パタカ、4~6駅乗る場合は8パタカ、7~10駅乗る場合は10パタカ。LRTカード(輕軌通LRT Card)利用であれば、一般だと0~3駅乗る場合は3パタカ、4~6駅乗る場合は4パタカ、7~10駅乗る場合は5パタカと、半額になります。
なお、子供(12歳未満)、年配の方(65歳以上)、障害のある方はシングルチケットだと、0~3駅は3パタカ、4~6駅だと4パタカ、7~10駅だと5パタカ。LRTカード(輕軌通LRT Card)利用であれば、子供(12歳以下)は0~3駅乗る場合は1.5パタカ、4~6駅乗る場合は2パタカ、7~10駅乗る場合は2.5パタカ、年配者(65歳以上)と障害のある方は無料です。
現在は試乗体験中で無料!
なお、2020年1月31日までは試乗体験中で無料で乗車することができます。駅入ると、職員さんがいるカウンターがありますので、そこでトークンを受け取り、乗車します。
早速乗ってみよう
さて、先週末の日帰りマカオ旅の目的の一つは、マカオライトレール(澳門輕軌Macau LRT)に乗ることだったわけですが、私たちはいつも通り香港からバスで港珠澳大橋を渡ってマカオ入りしたため、イミグレからタイパフェリーターミナル(氹仔碼頭Taipa Ferry Terminal)までシャトルバスで出て、氹仔碼頭Taipa Ferry Terminal駅からライトレールに乗車して、排角Pai Kok駅まで行ってみることにしました。
まずは氹仔碼頭Taipa Ferry Terminalへ
そしてフェリーターミナルの建物の隣にあるのがライトレールの駅です。
現在は試乗体験中なので、無料で乗車できます。駅に入ったら右側にテーブルがあり、そこにスタッフがいて、そのスタッフからトークンを受け取りました。
駅には、チケットの料金表のほかに、駅周辺地図がありました。
タイパフェリーターミナル駅(氹仔碼頭Taipa Ferry Terminal駅)から早速乗車
トークンを改札機にタップして、中に入ります。駅は新しくてどこもピカピカでした。
そして、エスカレーターでホームに上がります。
ここで見慣れたキャッチフレーズを発見。エスカレーターの注意書きが香港の港鐵(MTR)と同じですね。イラストは違いますが…
エスカレーターを上がると、こちらが駅のホーム。開通してまだ1か月しか経っていないし、無料なので、きっと香港やマカオ、大陸の鉄子鉄男が、ライトレールに乗りに来ているに違いない!と思って、大混雑を予想?していたのですが、意外や意外、、、とても空いていて、私たちを入れて10名ほどしかホームで待っていませんでした。
そして待つこと数分。ライトレールが登場しました。うーんどこもピカピカ!!かなり車両が短く、2両編成だったと思います。
車窓から
エアポート駅(機場Airport駅)
出発して数分で、1駅目のエアポート駅(機場Airport駅)に到着します。これまではバスかタクシーでの移動のみだったので、ライトレールという新しい選択肢が増えたことは旅行者にはありがたいですよね。
科大駅(科大MUST)
そして次の駅は科大駅。澳門科技大學(マカオ科学技術大学)のすぐそばにある駅です。学生っぽい姿の二人が乗っていたので、てっきりここで降りるかと思ったら、この駅ではおりませんでした。
コタイイースト駅(路氹東Cotai East駅)
科大駅を出てしばらくすると、今度はキラッキラのリゾートホテルが見えてきます。それがウィンパレス(永利皇宮Wynn Palace)です。その前にあるのが、コタイイースト駅(路氹東Cotai East駅) です。
イーストアジアンゲームス駅(東亞運East Asian Games駅)
次に見えてきたのは、東亞運(澳門東亞運動會體育館)の建物です。イーストアジアンゲームス駅(東亞運East Asian Games駅)はそのすぐそばにあります。
イーストアジアンゲームス駅を出ると、左に澳門東亞運動會體育館が見え、右にはスタジオシティマカオ(澳門新濠影匯Studio City Macau)や、パリジャンマカオ(澳門巴黎人Hotel Parisian Macau)、そしてベネチアンマカオ(澳門威尼斯人The Venetian Macau)が見えます。
ロータスチェックポイント駅(蓮花口岸Lotus Checkpoint駅)
そして次はロータスチェックポイント駅(蓮花口岸Lotus Checkpoint駅)です。珠海の横琴口岸に抜けるイミグレ蓮花口岸があります。
コタイウエスト駅(路氹西Cotai West駅)
排角駅(排角Pai Kok駅)
ギャラクシーマカオ(澳門銀河Galaxy Macau)の前にある駅です。土産物屋やレストラン、食堂が並ぶ官也街にも近く、便利な駅です。私がいつも気になっていたのはこの駅でした。
そして排角駅で下車
まとめ
今回利用したのは、タイパフェリーターミナル駅から排角駅まででしたが、乗車人数が少なく空いていて、渋滞につかまることなく移動できて、かなり快適な移動となりました。小さい子(2歳)連れなので、バスだと飽きてしまうことがありますが、ライトレールだと外の景色が楽しめたり、車内(狭いですが)を歩き回れたりするのもよかったです。無料でなくなっても、空いていればまた利用したいなぁと思っています。
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