旧暦七月(今年は8月22日~9月21日)は鬼月。あの世の扉が開き、あの世から戻った霊魂が1か月間人間界をさまようと信じられています。旧暦七月十五日(今年は9月6日)を中心として、香港の各地で盂蘭勝會が行われます。盂蘭勝會では、人間界に戻ってきた祖先をまつり、また供養されずにさまよっている魂があの世に行けるようにと、様々な儀式を行います。盂蘭勝會は香港では主に潮州人の間で行われており、香港の無形文化遺産にも潮州文化として登録されています。
大体毎年、荃灣 Tsuen Wan(チュンワン)で行われる盂蘭勝會をのぞきに行くのですが、今年はたまたま銅鑼灣 Causeway Bay(コーズウェイベイ)に行った際に「盂蘭文化節」という盂蘭勝會を紹介するイベントが摩頓臺臨時遊樂場 Moreton Terrace Temporary Playground(モートン・テラス・テンポラリー・プレイグラウンド)で行われているのを発見して、娘と行ってみました。

私はもともと伝統文化、特に生死観に関係する伝統文化にとても興味があって、娘が生まれる前には一人であちこち盂蘭勝會を見て回っていました。その時に、このプレイグラウンドで行われていた盂蘭勝會を見に来たことがありました。「盂蘭文化節」はあくまで文化を紹介する場ですが、当時は本当に盂蘭勝會が行われていました。とても懐かしく思い出しました。

文化を紹介するイベントなので、会場は明るい雰囲気でした。

入場無料です。娘が楽しめるかどうかわかりませんでしたが、特にやることもなかったので行ってみました。

儀式の実演があったり、ゲームができたりと、結構面白そうです。香港人のおじさんが「ゲームをしてスタンプを集めると、アイスクリームとかがもらえるよ~」と教えてくれました。

早速スタンプカードをもらいました。

本物の盂蘭勝會と違い、色使いも柔らかく、子供と遊びに行っても問題ない感じでした。

お供え物を台の上に全部載せるゲームや、擲筊で聖杯を出すゲーム(擲筊というのは本来は、お寺などで神様に願い事をしたときに赤い三日月状の筊杯を二つ投げ、それが叶うか叶わないか筊杯の出方で神様の返事を知ることができるというもの。聖杯というのは一つが表、一つが裏で出た場合。神様からの返事がOKということ)などがありました。こういうのってゲームにしていいのかな?と思いましたが💦ゲームを無事終えるとスタンプをもらえました。
ほかにも、潮州人のおじさんにお茶を入れてもらって飲んだり、祭祀の時の音楽を聞いたり、タスクをこなすとスタンプをもらえました。お茶を飲んでいるときに、潮州人のおじいさんに「あなた潮州人?」と聞かれました😅「いえ、違います」と言ったら、「田舎(籍貫、本籍)はどこ?」と聞かれました。なんか日本って答えにくい状況だなぁ…と思ったのですが、おじいさんが回答を待っていたので💦「日本」と答えたら、「おおそうか!潮州語話せるの?ちょっとは話せる?」と返ってきました。もちろん、「話せません」と答えました、とさ。おじいさん、すごくおしゃべり好きでした。

木製人形劇の人形が展示されていました。こちらは潮州オペラ用ですが、以前広東オペラの木製人形劇を娘と見たことがあります↓潮州オペラのも見てみたいなと思いました。

祭祀が終わった後に、お供え物を投げて、人々がそれを奪い合います。これを「搶孤」と言うのですが、それの実演もありました↑子供のころ、新居が建つと餅投げがよくありましたが、それに似た感じがしました。あとは、節分の豆まきとか。




盂蘭勝會の展示もありました。暑すぎてゆっくり見学できませんでしたが…

娘がスタンプを押して完成させた絵葉書。素朴なイラストがいい味出してます。


スタンプを娘は全部、私は5個ためたので、景品の交換に行きました。景品はこちら↑

景品は、スタンプの数でもらえるものが違うようでしたが、私達が行ったのは最終日だったので、どれ選んでもいいよーと係の方に言われました。娘がアイスが食べたいというのでアイスが欲しいと言ったら、アイスはすでにないとのことでした。そのため、お菓子とタオルを選びました。

タオルかわいくないですか?結構気に入りました。お菓子は近くにあったベンチに座り、娘と食べました。お供え物のおすそ分けっぽくて渋いお菓子たちです。娘が気に入るかどうか心配でしたが、おいしいおいしいといって食べていました。

燒紙を折って作った工芸品の展示もありました。


こちらは抽紗公仔と言って、紙や布で作った人形。昔話や神話の登場人物の人形です。こちらも香港の無形文化遺産に指定されています。

偶然見つけた盂蘭文化節ですが、娘とだいぶ楽しめました👍春節、中秋節といったお祭りと違い、中元節、盂蘭勝會は興味半分では近づきにくい印象があるので、この機会に色々と学ぶことができてよかったです。
<おまけ>
娘が「アイス食べたかったのにぃ~」とうるさいので、アイスを食べに行きました。まずは銅鑼灣からバスで中環 Central(セントラル)に移動。フェリーに乗りました。




尖沙咀 Tsim Sha Tsui(チムサーチョイ)に移動しました。娘が雪糕車(アイスクリームカー)のソフトクリームが食べたいというので、尖沙咀のフェリーピアのところにある雪糕車まで行きましたが、なんと休憩中で売っていませんでした。仕方がないので、海防道 Haiphong Road(ハイフォン・ロード)にある雪糕車まで行きました。するとこちらも「休憩中」でした。でもすぐに戻るようだったので、海港城 Harbour City(ハーバーシティ)のお手洗いに寄ってから再度雪糕車に行ってみたら、開いていました😃

娘はどこのアイスクリームよりも雪糕車のソフトクリームが好きみたいで、外出の時どこでアイス食べたい?と聞くと大体、雪糕車のソフトクリームが食べたいと言います🤭

暑い中、二人であちこちよく歩きました!ということで、ソフトクリームを一つずつ食べました。ひとつ13HKドル。相変わらずおいしかったです。
<見学日:2025年9月14日>