外務省による「海外に住む日本人を対象にした孤独・孤立に関する初の調査結果」が公表されたというニュース。興味深く読みましたが、私はと言うとこのアンケートの存在にすら気が付いていませんでした😅海外在住の皆さんはアンケートに回答されたのでしょうか。
「在外邦人「孤独」44．9％ 外務省初調査、国内より高く（時事通信）」
このアンケート、昨年（2023年）10～12月に在留届を出している日本人約129万人を対象に行ったもので、5万5490人が回答したそうです。こんなアンケートあったっけ？と思い、メールをチェックしてみたら、確かに11月に領事館からメールが来ていました。未読のままになっていましたが😅きっと、未回答の124万人のほとんどは私と同じようにアンケートの存在にも気が付いていないか、忙しくて回答する暇がなかったか、のはず。（そういえばコロナ禍で領事館から来たコロナ関連のアンケートは暇だったので答えた記憶があり）
まだメールからアンケートが開けたので見てみたら、「在住国」、「在住年数」、「職業」、「現地の言葉や英語が話せるか」、「誰と住んでいるのか」、「家族、友人、知人との連絡手段」、「1週間の外出回数」、「行動範囲」、「相談相手がいるか」、「孤独を感じるか」などの質問がありました。
まず、海外に住む日本人（在留届を出している日本人）のうちの数％しか回答していないにもかかわらず、ニュースの見出しを見ると、まるで海外在住者の約半数が孤独を感じている、みたいな印象を受けるのが…😅
また、在住国によっても在住年数によっても、現地の言葉ができるかや、現地の人と暮らしているのか（たとえば夫が現地の人とか）、などなど状況によって全く違うし、単に国内の調査結果と比べることができるのかというのも疑問です。
…と書いていて外務省のホームページを見ていたらかなり詳しいアンケート結果と分析が出ていました。興味のある方はこちら☟
外務省 海外安全ホームページ｜海外における邦人の孤独・孤立に関する実態把握のための調査 (mofa.go.jp)
アンケート結果を見てみるとやはり、在住年数が少ない、同居人がいない一人暮らし、現地の言葉がわからない、仕事を探している、外出しない、という人だと孤独を感じることが多いようですね。「孤独感に影響を与えたと思う出来事」も、言語上のもの、文化的違いに起因するもの、という海外在住者ならではのものもありますが、それだけでなく多岐にわたるのも興味深いところでした。
