アジアおでかけブログ

香港在住。8歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

香港映画|金城武の新作映画「風林火山 Sons of the Neon Light」

国慶節の10月1日に公開された香港映画「風林火山」。金城武の久しぶりの新作ということで公開をずっと楽しみにしていました。10月の初めに見に行ってきました😃

風林火山 Sons of the Neon Light

今年10月1日に公開された「風林火山 Sons of the Neon Light」。麥浚龍(ジュノ・マック)が監督、脚本、美術監督を担当し、金城武、梁家輝(レオン・カーファイ)、劉青雲(ラウ・チンワン)、古天樂(ルイス・クー)、高圓圓(ガオ・ユエンユエン)らが主演を務めています。2017年にクランクインしてから、色々なゴタゴタがあって公開が遅れましたが、やっと公開されました👏

それに先立って、今年の春に海港城 Harbour City(ハーバーシティ)で行われていた展覧はこちら↑この展覧のあとすぐに公開されるのかしらと期待していたのに、結局半年ほど待たされました💦

それでは、早速「風林火山」について書いていこうと思います。

風林火山 Sons of the Neon Light

監督:麥浚龍

出演:金城武,、古天樂、劉青雲、梁家輝、高圓圓、杜德偉、鮑起靜、姜珮瑤、衛詩雅

あらすじ

麻薬密売で巨額の富を築いた橋言グループの主席李珀山(王德順 ワン・ダーシュン)は、香港の表社会裏社会の両方で大きな影響力を持っていた。ところが、廣和医院で起きた自爆テロ事件に巻き込まれ亡くなり、それが引き金となって、麻薬密売者と麻薬反対者の間でせめぎ合いが起こる。李珀山の死後、事業を継いだ次男李霧童(金城武)はグループの陰の部分を払拭しようと、香港での麻薬の販売を禁止する。そして社会は大混乱に陥るのだった…

トレイラー

トレイラーはこちら↓

金城武のインタビュー

なんだか久しぶりに話している金城武を見た感じがします。落ち着いた柔らかい話し方がいいですね。演じた役どころを詳しく話してくれていますので、一度見ることをお勧めします。

割と暴力的なシーンが多い映画でしたが、金城武が出てくるシーンの中ではキッチンのシーンが印象的でした。このインタビューでもそのシーンについて触れています。映画でもぜひ演技に注目してほしいシーンです。

劇中では、広東語のほかに、普通話(マンダリン、標準語)、イタリア語、スペイン語で演技しています。イタリア語はクランクインした日からネットで意味を調べつつとにかく暗記!それから先生に自然な発音を指導してもらったとか。ネットでセリフの意味を検索する金城武。可愛すぎる🤭ちなみに、普通話はもちろん母語レベルの金城武ですが、広東語は実はそんなに流ちょうには話せないのだとか。でもこのインタビューの最後のほう、広東語の単語をちょこちょこ交えながら話していて面白いです。

劉青雲、梁家輝とは初めて映画で共演したんですね。このインタビューで「家輝哥に会うたびに嬉しくて…なんでハグしなかったんだろ。でも、ハグしたら子供のころからいつも見ていて…とか言っちゃうかも(笑)」とか言っていて素の金城武という感じでおちゃめ🤭

このインタビューを見て、金城武って頭がいい役者さんなんだなぁと改めて感じました。インタビュー自体もよく考えながら話しているし、撮影中も色々なことを考えながら演じているんですね。

感想

風林火山 Sons of the Neon Light

私は10月3日にK11 Museaの映画館で「風林火山」を見てきました。前日の午後にチケットを購入しておきました。

風林火山 Sons of the Neon Light

その時に、A4サイズのポスターももらいました↑

この映画、あちこちで酷評されているのですが、私の感想としては…

  • 登場人物が多すぎて名前が覚えられない。(一緒に行った香港人の友達も最後のほうやっと顔と名前が一致したと言ってました🤭)上のインタビューでも金城武が、それぞれの役柄が主役になれそうなほどのストーリーを抱えているというようなことを言っていますが、本当にその通りでとにかく情報量が多すぎ。ちなみに、2時間5分の映画ですが、カットする前は6時間ほどの作品だったのだとか。
  • ストーリーは至ってシンプル。なので、登場人物が多いのに、内容が薄い感じがする。せっかくいい役者さんを集めているのに、ストーリーが追い付いていない感がある。深みがなくて、一体何を伝えたいのかわからない。
  • 映像は綺麗。実物と同じ大きさで作った銅鑼灣のセットは、なかなかすごい。そして現実では絶対に見られない雪が降る銅鑼灣も。
  • 監督自身が映画で金城武が演じた李霧童のように、香港の大富豪の次男。監督が李霧童に自分の姿を重ねて描いたのかもしれない?と思ったり。

映画の内容自体は微妙なのですが、一番の感想は、「金城がイケメンだった!」ということでしょうか。登場人物多すぎ!!と思っていて思考がだらけてきたら、金城武のカッコよさに集中してみることをお勧めします🤣