今更ですが4月の初めに、私の好きな俳優さん(張家輝)が監督主演のサイコスリラー映画「贖夢 Peg O' My Heart」を見に行きました。怖いの苦手なのでビビりながらの鑑賞になりました🤣
贖夢 Peg O' My Heart(邦題:贖罪の悪夢)
監督:張家輝(ニック・チョン)
出演:張家輝(ニック・チョン)、陳法拉(ファラ・チャン)、劉俊謙(テレンス・ラウ)、袁富華(ベン・ユエン)、朱晨麗(レベッカ・チュー)
あらすじ:
患者の心の奥深くにある秘密を探り出すのが得意な精神科医の文(劉俊謙)。彼はある夜偶然乗ったタクシーで運転手の蔡辛強(張家輝)と出会う。数日後、蔡辛強は事故を起こし心理カウンセリングが必要となり、文がその担当となった。その過程で文は、蔡辛強が夢と現実の区別がつかなくなっていること、そのことが原因で不眠症となり体調を崩していることに気が付き、蔡辛強の抱えている問題の原因を探し出そうとする。その一方で、文も不安を抱え、日に日に恐ろしい夢を見るようになる…
ポスターを見ただけでもなんだか不気味な雰囲気なので、見に行こうかどうか迷いましたが…私の好きな俳優さん張家輝(ニック・チョン)が監督・主演ということで、勇気を出して映画館に行ってみました。平日の昼間だったので私とおじさん1名のほかはだれもおらず、映画が始まる前からちょっとビビり気味の私。
映画は始まりからかなり不気味な場面から始まります。心の奥底にあるつらい記憶が悪夢となって現れるのですが、その悪夢の描写が恐怖心をあおります。夫婦役を演じる張家輝、陳法拉の病的な演技が光っていました。そういえば、この二人、この劇中の役のままで金像獎のプレゼンターも務めていましたよね。ああいう明るい場であればまだいいのですが、暗い雰囲気の映画の中では怖さしか感じませんでした。
劉俊謙(テレンス・ラウ)も安定の演技でした。後半だんだんと精神科医の文の悪夢の原因がわかってくるのですが、友情出演のビンセント役の劉德華(アンディ・ラウ)が実はかなり重要な役割を担っていて、やや不思議な感じも🤭
全体としては、夢の描写など細部まで丁寧に作成されているなといった印象の映画でした。張家輝もこういう映画が撮れるんだ、と感心。次回は怖くない作品を撮ってほしいなと希望しつつ映画館を後にしました。
<2025年4月1日>