ネットで気軽に映画やドラマを楽しめる時代。便利ではありますが、映画館がどんどん減っています。そんな中、古い映画館がなくなってしまう前に、ちょこちょこあちこちの映画館に足を運ぶことに。先日は、屯門の映画館に行ってきました!
今は、NetFlixやYouTubeなど、携帯があればいつでもどこでも簡単にドラマや映画が楽しめる時代ですね。私も韓国や日本、台湾のドラマ、映画などNetFlixで見ることが多くなりました。でも、映画館で映画を見るのも好きで、コロナ禍やその後に多くの映画館が閉鎖されたことは寂しく感じていて、時間が合えばなるべく映画館を利用することにしています。一人で行く場合は特に古い映画館を利用するのが好き。映画自体だけでなく、映画館の雰囲気も楽しみに行きます。先日は屯門 Tuen Mun(チュンムン)の映画館に行ってきました。
荃灣 Tsuen Wan(チュンワン)からバスで屯門にやってきました。屯門新墟 Tuen Mun San Hui(チュンムン・サンフイ)のバス停でバスを降りて、映画館へ。
行ったのはこちらの巴黎倫敦紐約米蘭戲院 Paris London New York Milano Cinema☝(パリ・ロンドン・ニューヨーク・ミラノ・シネマ)という映画館。不思議な名前ですよね…
右の写真が今回見た映画のポスター。
チケット売り場は古めかしい感じでした。10時25分からの回で見たので、40HKドルと安かったです。
巴黎倫敦紐約米蘭戲院 Paris London New York Milano Cinema(パリ・ロンドン・ニューヨーク・ミラノ・シネマ)は、華懋電影院線 Chinachem Cinema Circuit(チャイナチェム・シネマ・サーキット)の映画館です。華懋電影院線は、華懋集團 Chinachem Group(チャイナチェム・グループ)という香港のディベロパー傘下の映画館で、最盛期には6軒の映画館を展開していましたが、現在残っているのは屯門の巴黎倫敦紐約米蘭戲院のみです。
巴黎倫敦紐約米蘭戲院の前身となった巴黎倫敦紐約戲院(パリ・ロンドン・ニューヨーク・シネマ)は1898年オープン。もともとは巴黎(パリ)、倫敦(ロンドン)、紐約(ニューヨーク)の3つのスクリーンがある映画館でした。その後、スクリーンを一つ増やして米蘭(ミラノ)と名付け、4つのスクリーンを合わせて巴黎倫敦紐約米蘭戲院という名前になりました。というわけで、現在まで30年以上の歴史を持つ映画館です。
名前の由来はネット上では見つけられなかったのでよくわかりませんが、気になる名前だったので、いつか行ってみたいと思っていて、今回ひとりでぷらりと朝の時間帯に行ってみました。見たのは、「我談的那場戀愛 Love Lies」という香港映画です。映画自体はそんな目新しい内容でもなく、そこまで面白い映画ではなかったのですが、映画館が渋かったので映画館自体を楽しんだ感じです🤭古めかしいシートとか隣のホールから音漏れしてる?的な音響面での不完全さとか、なかなかツボでした。
香港の映画館は午前中だと料金が安めなのですが、中でも巴黎倫敦紐約米蘭戲院は結構朝から放映していて料金がほかの映画館より安いので気になっていました。今回利用してみて、そんなに悪くなかったので、また利用しようかなと思っています。
巴黎倫敦紐約米蘭戲院 Paris London New York Milano Cinema