アジアおでかけブログ

香港在住。6歳の娘と一緒にアジアをあちこちちょっとマニアックに。香港生活、マカオ、台湾、大陸旅など。

<香港>アカデミー賞受賞作品「ノマドランド」見てきた

アカデミー賞受賞作品「ノマドランド」見てきました~

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エピローグ 

やっと忙しかった日々が終わり、今週からのんびり過ごせる時間が増えてきました。先週まで「この忙しさから解放されたら映画を見に行きたい!」と思っていたので、早速月曜日(4/26)に映画を見に行ってきました~

実は今回かなり久しぶりの映画館!!

映画はもともと好きで、娘が生まれる前は妊娠中も何度かひとりで映画を見に行っていました。ところが、娘が生まれてからは1回しか見に行けず…。↓その1回もかなりミーハーな目的での映画鑑賞でした。それも2年前のお話。

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娘が一昨年(2019年秋)にナーサリーに入園し、平日にやっと自由な時間が?と思えた矢先、コロナ禍…娘は自宅でオンライン授業、さらに映画館も休業を余儀なくされ、映画を見る機会は全くなくなってしまいました。

そしてやっと今週、娘→幼稚園に通園!、映画館→オープン!、私→忙しさから解放!、と3つ条件がそろい、映画館に行ける日々がやってきました~

で、早速、月曜日に娘を幼稚園に送った帰り、映画館へ行きました♪ところが見ようと思っていた映画のスケジュールが合わず、その映画の別の日のチケットを購入して、一旦帰宅。家でネットニュースを見ていると、目に入ってきたアカデミー賞のニュース!作品賞を受賞した「ノマドランド」が気になって、ネットで上映時間を調べ、そのままチケットを購入し、午後の回で見てきました。

そんなわけで、久しぶりの映画鑑賞は、「ノマドランド」から。

いざ久しぶりの映画館

今回行ったのは、尖沙咀のiSquareにある英皇戲院Empire Cinema系列の映画館です!

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iSquare

映画館は7階にありました。最初エスカレーターに乗って3階まで行ったのですが、時間がかかりすぎるので、途中からエレベーターに乗っていきました。

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英皇戲院Empire Cinema

安心出行LeaveHomeSafe(行動追跡アプリ)を使うか、手書きで指定の用紙に氏名、電話、利用日時を書き、映画館に入るとき(チケット見せるとき)に係の方に見せます。

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英皇戲院Empire Cinema

久しぶりの映画館にテンションあがります~!!

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英皇戲院Empire Cinema

チケットを購入した際のクレジットカードをチケット販売機でスワイプして、映画のチケットを受け取りました。

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英皇戲院Empire Cinema

エスカレーターで上がると、係の方が待っているので、先ほどの紙を渡して、チケットを見せて入場。

「ノマドランド」あらすじ

アメリカのネバダ州に住む60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)。リーマンショックによる経済危機で、ネバダ州エンパイアにある工場も倒産、その工場で働いていたファーンも仕事を失った。そしてエンパイアの町もゴーストタウンと化し、ファーンも住む家を失ってしまう。ファーンは家財道具のほとんどを売り、キャンピングカーを購入。そのキャンピングカーに乗り、日雇い仕事を求めながら、あちこち放浪していく。

「ノマドランド」中国語訳

「ノマドランド」は、原題Nomadland。日本語はそのままの訳ですが、中国語訳は中国語圏あちこちちょっと異なっています。中国大陸では「无依之地」、台湾やシンガポールでは「游牧人生」、そして香港では「浪跡天地」。最初ネットで映画の時間スケジュールを探していた時に、「游牧人生」で探していたら見つけられず、途中で中国語訳が違うことに気が付きました。

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ノマドランド

 「ノマドランド」見た感想

何か大事件が起きて云々というよりも、

全てがサラサラ流れていく感じの映画でした。

いい意味で地味っていうのかな。

 

賛否両論あると思いますが、私は好きです。

大自然が良い!過酷だけど自由。

1年以上香港を出ていないので

だだっ広くて何もない風景や

空の色の変化に惹かれました。

数年前のモンゴル一人旅を思い出したり。

 

映画に出てくるノマド生活をしている人々は

そのほとんどが実際にノマド生活をしている高齢者。

本名で映画に出てくるのも面白いところです。

フィクションのようでノンフィクションのようで。

もともとは役者ではない彼らの演技が

とても自然なのも良かったです。

 

主人公ファーンの「ホームレスでなくハウスレス!」

という言葉も心に残りました。

何かや誰かとのしがらみがありながら

ノマド生活を送る人々。

私には共感はできなかったけれど

そういう人たちもいるんだなぁと思えました。

 

映画の最後も、予想通りの展開でしたが、

切ないけれどスッキリ。

コロナ禍で、色々な人々の心を掴むのも

なんとなくわかるような気がしました。

<見に行った日:2021年4月26日>