久しぶりの遠足?先日、バスを乗り継いで落馬洲まで行ってきました。落馬洲には、沢木幸太郎の「深夜特急」にも出てくる展望台があり、深圳を眺めることができます。まずはこの展望台に行きました。
最近はただ深圳 Shenzhen(シェンジェン)に行くときに通りがかるだけの落馬洲 Lok Ma Chau(ロックマチャウ)ですが、先日久しぶりに遊びに行ってきました!まずは深圳を眺められる展望台、落馬洲眺望台 Lok Ma Chau Lookout(ロックマチャウ・ルックアウト)に行きました。
落馬洲眺望台は、1970年代に深圳の福田の対岸、香港の落馬洲に建てられた展望台で、深圳河や深圳福田を眺められる場所です。建設当時は、外国人が中国に入ることは難しい時代だったため、深圳を眺められるこの場所は一大観光地だったそうです。
以前、展望台の近くにあった売店(麟記士多)のおばさんに聞いてみたら、そのおばさんも「以前は日本人をはじめ外国人旅行者が沢山来ていて、展望台の近くで土産物を売っていた」と言っていました。ちなみに、この展望台、沢木幸太郎の「深夜特急」にも出てきます。本では、旧名の勒馬洲と言う名前が使われています。
私は深圳、香港に引っ越してきてから、4、5回ここを訪れていますが、香港人でも外国人でも簡単に中国本土に行けてしまう今、展望台はかなりひっそりとしていていて、一大観光地だった面影は全くと言っていいほどないです😅が、混んでいるところがあまり好きではないので、私は結構気に入っています。
行き方
元朗 Yuen Long(ユンロン)から落馬洲 Lok Ma Chau(ロックマチャウ)駅行きのB1バスに乗ります。私は荃灣 Tsuen Wan(チュンワン)から68Mのバスに乗って元朗に行き、元朗の同樂街(左の写真)でB1のバスに乗り換えて行きました。これだとオクトパスカード支払いの場合割引があって、13.2HKドルで行けちゃいます。たぶん、私にとって深圳に行くには一番安い方法がこれかなと思われます。ただ、今回は深圳には行かず、その手前の落馬洲の村で降りますが…
ちなみに、元朗駅から乗ると、結構混んでいる(右の写真)ので、できればその手前の青山公路元朗段のバス停からB1バスに乗るのがおススメ。どちらから乗っても割引は効きます。
下灣漁民新村 Ha Wan Fisherman San Tsuen(ハワン・フィッシャーマン・サン・チュン)と言うバス停で下車。落馬洲眺望台へはバスを降りて道を渡ります(左の写真)。バスを降りたのは私だけでした😅外があまりにも暑いのと、バスの中の皆さんのウキウキ度(最近香港では深圳に遊びに行くのが流行っています)が伝わってきて、パスポートを持ってこなかったのをちょっと後悔しました。
一旦道を渡ったのですが、麟記 Lun Kee(ルンキー)がまだあるか気になって、もう一度道の反対側に戻り、見に行ってみました(右の写真)。そしたら看板がなくなっていました😢おばちゃん元気かなぁ…
さて、落馬洲眺望台へは、この看板の下灣漁民新村とトイレの方向→に坂(落馬洲徑 Lok Ma Chau Path)を上がっていきます。
坂の入口付近は道路工事中でした。
坂の途中にある下灣漁民新村。
坂を上がっていくと、右にお手洗い、前に警察署、そして左にこちらの落馬洲花園 Lok Ma Chau(ロックマチャウ・ガーデン)があります。ここが落馬洲眺望台です。
落馬洲眺望台からの眺め
地図の地名表記は中国語、英語、そして日本語で書かれていました。
前よりも樹が生い茂っていて、視界が狭くなっているような気がしました。手前の香港の農村風景と、深圳のビル群の対比が面白いです。ほかには、私と同じように観光で来た香港人(車で来ていました)が写真を撮っていて、あとは道路工事関係と思われるおじさん二人、おばさん一人が公園内にある涼亭でお昼ご飯を食べていました。相変わらずののんびりな雰囲気の落馬洲眺望台でした。
<行った日:2024年6月19日>
落馬洲眺望台 Lok Ma Chau Lookout