私は香港ではなるべく広東語を話すようにしているのでここでは中国語(普通話)の話題は出したことがないのですが、実は中検準1級を持っていて中国語は結構得意です。
そんな私が結構悩んでいたのが、娘(7歳)の中国語の学習のこと。
娘は香港で生まれ、現在、インターの小学校に通っており、中国語の授業が週に何回かあります。娘のクラスメイトの中には、非中華系の外国人でもちゃんと学校外で中国語のレッスンを受けている子もいます。でも、娘は小さい頃は日本語が上手ではなく全然話せなかったので、中国語を学外で勉強することで混乱するのではないか、そして日本語と中国語の漢字がごっちゃにならないかと心配で、しばらくは日本語と英語に集中させようと中国語については完全放置してました😅
その代わり、家ではとにかく日本語で話しかけたり、日本語の本を読んだり、習いごとに通わせたりしました。その結果、幼稚園の時の日本語が話せない状態からだいぶ上達し、漢字も結構書けるようになり、読解もできるようになり、話すのもかなり自然になってきたと思います。
まだもうちょっと日本語を強化したいなぁと思いながらも、最近気になってきたのが中国語。学校での中国語、大丈夫かな、と😅中国語を話すのはどうやら本人好きみたいなのですが、中国語の漢字を書くときに日本語の漢字書いたりしてるんじゃないかとやや心配になっていました。
ところが最近面白いことがあって…娘と二人で話しているときに、「ちょっとこの紙に知っている漢字書いてみて」と紙に思いつく漢字を書いてもらったんです。もちろん得意げに書いてくれたのですが、「中国語の漢字も書いてみて」と言ったら、ちゃんと「黒」と「黑」など、日本語の漢字と中国語の漢字を使い分けていることが分かりました。これはちょっとびっくり。また「口」のように日中同じ漢字でも、こちらは日本語として、こちらは中国語として書いた、とそういう使い分けもしていました。
私は中学校の時に中国語の音に興味を持って、書店でテキストを買ってきて中国語を勉強し始めたのですが、その時の自分のアプローチの仕方と、娘のそれが異なることが非常に興味深かったです。娘のほうがなんとも自然というか…うまく表現できませんが。中国語についてはやはりもう少し見守ってもいいかななんて思いました。