夫が仕事で香港から中国(深セン)に行かなくてはならず、中国ビザを申請しました。
コロナ前は皆さんもご存じの通り、香港⇔深センはとても簡単に移動できたのですが、今はそうはいきません。おそらく、中国に仕事に行かなければならないけど、どうすればいいのかわからない…といった方も多くいると思います。うちの夫も最初はどうすればいいの?と手探り状態でした。
この記事では、このコロナ禍で香港で中国ビザをした夫の経験談を書いていきたいと思います。同じような境遇の方の参考になれば幸いです。
ビザ申請前の状況
香港在住日本人でも様々な状況の方がいると思いますので、夫の申請前の状況について説明しておきます。
- 香港居民(香港IDカード有)
- 「中国の居留許可」更新できず(コロナ前は中国の居留許可を持っていたが、コロナ禍で中国に行けず期限が切れた)
- 「中国の工作許可証」更新済(期限が2021年6月)
この場合、まずは①中国に入国するための就労ビザ(Zビザ)を新規に取得し、②中国に入国してから居留許可を更新しないといけません。
中国製のワクチン接種者に対しての便宜
2021年3月15日から、中国外交部駐香港特別行政区特派員公署では、すでに中国産の新型肺炎ワクチン接種者で、かつ、ワクチン接種証明を保持している者に対し、ビザ申請の際に次の便宜が図られるようになりました↓そのうちの一つがコチラ。
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1)中国に仕事で戻る外国人とその家族は、新型肺炎の流行前と同じ書類を揃えれば良い。省レベルの外事弁公室、商務庁あるいは中央企業からの「邀请函(招聘状PU)」、「邀请函(招聘状TE)」、「邀请核实单(招聘査定書)」は必要ない。
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つまり、中国製のワクチンを接種すると、招聘状が不要になるんです。
そんなわけで、うちの夫も就労ビザ申請前に中国製ワクチンを接種しました。香港在住の外国人で中国製ワクチン(シノバック)を接種している人はだいたい、ビザ申請のためだと思われます。ちなみに夫のワクチン接種はこんな感じでした↓
ワクチン接種者に対する便宜について、詳しくは、中国外交部駐香港特別行政区特派員公署のサイトを参照してください↓
Notice on Visa Facilitation for Applicants Inoculated with COVID-19 Vaccines Produced in China