ここ数か月悩んでいたこと。ワクチン問題!
私が住む香港では、2月26日から段階的にワクチン接種が始まりました。香港で接種できるワクチンは2種類。復星医薬・ビオンテック製のワクチン(コミナティ)と、シノバック製ワクチン(コロナバック)です。(ちなみに、復星医薬・ビオンテック製のワクチン(コミナティ)は日本で接種が始まっているファイザー製のワクチンと同じものです。)
最初は優先接種グループ(医療関係者や60歳以上の人など)の接種が始まり、現在は復星医薬・ビオンテック製のワクチン(コミナティ)は16歳から 、シノバック製ワクチン(コロナバック)は18歳から香港居民なら誰でも接種できるようになっています。
そんなわけで、私はワクチン接種が可能なわけですが、じゃあ早速打ちに行こう!となかなか思えず、悩みに悩みまくっていました。まず注射自体が大の苦手。それに、新しいワクチンで問題がないかも心配で。とりあえず打たなくていいのならこのまま打たずに行こうかなと思ったり、打ったほうがいいのかなぁと思ったり。
考えているだけでは話が進まないのでニュースなどで色々調べました。
香港での新型コロナワクチン接種
ワクチンの種類
先ほども書いた通り、現在、香港で接種できる新型コロナワクチンは2種類。香港居民であれば無料で接種できます。
わかりやすいように表にしてみました。
↓記事に出てくる表を参考にしました。
ワクチンを受けるなら、中国に10年近く住んだ私が言うのもなんですが、産地や有効率を見るとやっぱり、ビオンテックのほうを受けたいかなと。
ワクチンの副反応
香港政府のワクチンプログラムのサイトでは、どのような人が打つべきではないのか、またどのような副反応がでやすいか、などが紹介されています。
政府の発表では↓、5月2日までに、計1,491,900回のワクチン接種があり、2402件の異常報告があった(ワクチン接種全体の0.16%)そうです。また、ワクチン接種14日以内に死亡した事例が16件(全体の0.001%)。この死亡事例は、ワクチン接種との因果関係がないとされたものやまだ調査中のもので、現時点でワクチン接種と因果関係があるとされているものはまだありません。
↓たとえば、昨日(5/10)の接種者のうち、7名(ビオンテック6名、シノバック1名)がめまいや動悸など具合が悪くなり病院に送られています。7名ともに病状は安定しており、すでに退院しているそうです。
ワクチン接種人数
香港では、5/10まででワクチン接種は1,776,459回。
すでに1回目の接種をした人が1,087,202名(16.6%)、2回目の接種をした人が689,257名(10.5%)。
1回目接種の内訳は、シノバック製481,818名、ビオンテック製605,384名。
2回目接種の内訳は、シノバック製344,575名、ビオンテック344,682名。
となっています。
香港政府のコロナワクチンプログラムのサイトを参考↓
香港政府は、ワクチン接種率を上げようと、トラベルバブル、ワクチンバブルなど発表してきましたが、市内感染が減っている(ここ3日間はゼロ)こともあり、接種率はあまり上がっていないようです。
打つか打たないか?
それでは打つか打たないか?色々考慮要素がありますよね。たとえば、
- 基礎疾患・既往歴があるかどうか?
これはまずはちゃんとチェックしないといけない事項です。ワクチンを打っても良いのかだめなのか、ちゃんとお医者さんに相談したほうがいいですよね。
- 香港から出る必要があるか?
あるとすれば、ワクチンを2回打っていれば、香港戻ってきたときに検疫期間が短縮になります。
- 中国に行く必要があるか?
シノバックのワクチンを2回打っていれば、中国ビザがとりやすくなります。
- どれくらいの効能があるか?
シノバックは50.66%と低いですが、ビオンテックは95%。でもそれでも打ったからと言って感染しないわけではないです。
- どのような副反応があるか?
シノバックについてもビオンテックについても、きちんとパンフレットでどのような副反応があるか説明されていますので、ちゃんと読んだほうがいいです。
などなど色々考慮して、打つほうが良いのか?打たないほうが良いのか?天秤にかけて結論を出したほうが良いと思います。
わたしの場合
打つか打たないか?
悩みに悩みまくった私ですが、結局打つことに決めました!
決定的なポイント
決定的なポイントは、某国の長期滞在ビザが切れそうで、現地に行かなければならないため。
どちらを打つか?
悩むまでもなく、ビオンテック製のワクチン。
いつ打つか?
ビオンテック製のワクチンは、9月末で接種終了となるので、8月末までに1回目の接種をしないといけません。そのため、もう少し後でもいいかなと思っていたのですが、夫がまもなく仕事で中国に行くことになりそうで、その前に接種しておいたほうが何かと安心だと思ったので、今打つことにしました。